巨人・田口麗斗投手(25)と、ヤクルト・広岡大志内野手(23)のトレードが成立したことが1日、分かった。
開幕直前に同一リーグでのトレードは異例だが、編成権も担う「全権」の巨人・原辰徳監督(62)は
「移籍期限」の撤廃を提言するほど、移籍市場の活発化を求めている。
昨年10月には「期間を設けちゃダメでしょうな。一年中でいい。他の球団も考えなきゃいけないでしょう」と持論を展開している。

昨年は開幕後に4件のトレードを敢行。1軍出場機会のなかった楽天のウィーラー、高梨は、首位独走の原動力となった。
一方で、ロッテに移籍した沢村(現レッドソックス)は新天地でフル回転。
球団はいわゆる「飼い殺し」をなくし、原監督には「選手は個人事業主であり、夢追い人。現役は長いようで短い。球団がひもをつけているわけじゃない」という思いがある。

田口は先発として16年から2年連続2桁勝利を挙げたが、ここ2年間は主に中継ぎとしてリーグ制覇に貢献。
本人には先発投手として「200勝」という大きな夢がある。

一方で球団は、遊撃手の坂本が選手として脂が乗りきっている今こそ、後継者を育成したいという思いがあるだろう。
広岡には「未完の大器」と称す球界関係者はいるが、裏を返せばパワーとスイングスピードを兼ね備えた潜在能力は一級品ということだろう。
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