WHO=世界保健機関は日本でも感染が確認されている3種類の新型コロナの変異ウイルスについて、抗体から逃れることができる「逃避変異」が起きていると警告しました。

 WHOは9日付の報告書の中で、南アフリカ、ブラジルに続いてイギリスの変異ウイルスでも、ウイルスを攻撃する抗体から逃れる、いわゆる「逃避変異」と呼ばれる変異が確認されたとしています。「逃避変異」したウイルスは抗体の働きを弱めるため、ワクチンの効果にも影響を与えるおそれがあると指摘しています。

 WHOによりますと、9日時点で、イギリスの変異ウイルスは先週に比べ8か国多い83の国と地域で、南アフリカの変異ウイルスは3か国増えて37の国と地域で、ブラジルで見つかった変異ウイルスは4か国増えて14の国と地域で確認されているということです。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4196184.html