新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、医療体制が逼迫しているさなか、国立大の医療従事者が20歳のアルバイト店員の女性に襲い掛かり、ミニスカートをパンティーごとズリ下ろしていた。

 強制わいせつ致傷の疑いで18日、兵庫県警高砂署に逮捕されたのは、神戸大学医学部付属病院の臨床工学技士、岩井謙典容疑者(32)。

 昨年12月12日午後10時半ごろ、岩井容疑者は高砂市の住宅地の路上を歩いていた、帰宅中の女性の背後に近づいた。すぐそばには公園があった。
人の気配を感じて女性が振り向くと、岩井容疑者は女性の腰付近に手を掛け、タイトなミニスカートとパンティーを一気に膝まで引きずり下ろした。
弾みで女性はバランスを崩し、その場で膝から地面に倒れ込んだ。
岩井容疑者は尻があらわになった女性に覆いかぶさったが、女性が足をバタつかせ、悲鳴を上げて抵抗したため、一目散に逃走。女性は両膝にケガを負った。

■コロナ禍に飲酒のうえ犯行

 岩井容疑者は当日夕方、同県明石市の商業施設で友人と待ち合わせ、酒を飲んでいた。その後、友人と別れ、1人で自宅方面に向かう電車に乗り込んだ。
途中、乗り換えをした際、同じ車両にいた被害女性に目をつけ、他にも席が空いているのにわざわざ隣に座った。
女性が自宅の最寄り駅で電車を降りると、岩井容疑者は1分ほど遅れて改札を通り、現場まで速足で尾行。その駅は岩井容疑者が普段利用している隣の駅だった。

「臨床工学技士は医師の指示の下、人工透析装置や人工心肺装置、人工呼吸器などの医療機械を操作したり、器具の保守、点検を行う。
事件当日は土曜やったが、コロナ禍に医療従事者が酒を飲んで犯行に及んどったわけや。
かわいそうなことに女性はショックで電車にも乗りたない、スカートもはきたくない言うとるらしい。そら、こんな怖い思いしたら当然やろ」(捜査事情通)

女性の着衣を下着ごとズリ下ろす…ワイセツ犯は国立大の臨床工学技士だった
https://article.yahoo.co.jp/detail/391328c916c322e5bc694353c8d423929731685e