新型コロナ感染者、入院待ちで3人死亡 病床ひっ迫「1週間待つことも」京都府

 新型コロナウイルスの感染拡大により京都府内で感染者の入院が困難な事態が生じていることについて、西脇隆俊知事は19日、入院待ちの間に亡くなった人が昨年から今年にかけて3人いたことを明らかにした。

 新型コロナ用病床の現状について説明する記者会見で説明した。

 入院待ちの期間について、府の担当職員は 「平均2、3日。1週間待つ人もいる。重症者はその日のうちに入院させている」 と述べた。

 京都市内では、80代独居女性が昨年末に自宅で入院を6日間待っている間に重症化し、亡くなった事例が明らかになっている。認識が甘かったのではとの記者の指摘に対し、西脇知事は 「1月からの感染急拡大については年末年始に人の動きが止まるという見通しがあったが、家族内感染が拡大したことで見込みより多くなったことは間違いない」と説明した。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/473715