そんな2ちゃんねるに見られる、在日韓国人やその他少数民族に批判的な表現は、「ネット右翼」と呼ばれる政治運動の表れだ。

オンラインで活動する熱心な国粋主義たちは、日本の歴史修正主義を支持している。1910年および1930年代、そして40年代、アジアの国々を植民地化し併合した帝国主義時代の日本は、何も悪いことはしていないと主張するのだ。ネット右翼に言わせれば、日本帝国軍が1937年に行った南京大虐殺などの残虐行為は「実際のところ起こっていない」か、リベラル派メディアや左派学者による「大いなる誇張」ということになる。

ネット右翼は極端な外国人嫌悪で、中国、韓国、北朝鮮、そして大手メディアに対する反感に終始した。この活動は最終的にウェブから飛び出し、路上の在日韓国人反対デモにつながる。

以来、2ちゃんねるはサイバー犯罪の源、そして陰謀説の温床として頻繁に取りざたされてきた。2ちゃんねるのようなネット・コミュニティは日本の若者を過激化させ、いずれ暴力に繋がる──そう心配する声もあったのだ。


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https://news.yahoo.co.jp/articles/2a86c3f655b2cdf32cc20571a92d68ce048d9cf9