サッポロビールがファミリーマートと共同開発し、1月12日に発売予定だったビール「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」が、缶に誤表記があったため発売中止となりました。
表記が間違っていたのは「ラガー」の英語のスペルでした。
発売中止発表に対し、SNS上では「廃棄にしないで」「もったいないので、ぜひそのまま売ってください!」との声があがっています。
ビールはどうなるのか。サッポロビール広報に取材しました。

英語の「ラガー」のスペル、「E」が「A」に
スペルミスがあったのは、全国のファミリーマート約1万6300店で数量限定で発売予定だった「開拓使麦酒仕立て」の350ml缶と500ml缶。

缶デザインの左側、「開拓使」と「SAPPORO」の言葉の間に小さく表記がある「LAGER」のスペルが誤っていました。

サッポロビールは、発売予定日4日前にあたる1月8日、このように発売中止を発表しました。

「商品デザイン内に『LAGAR』とありますが、正しくは『LAGER』となります。成分・表示等には問題ございません」

「お客様には多大なご迷惑をおかけいたしますこと、お詫び申し上げます」

サッポロビールの広報担当者はBuzzFeed Newsに対し、スペルミスには1月7日まで気付かなかったと話しました。

「#EじゃなくてもAじゃないか」。ビールはどうなる?
サッポロビールが誤表記を理由にした発売中止を発表すると、SNSでは「中身に問題がないなら、もったいないしそのまま販売して」「買いますよ!」「廃棄にはしないで」との投稿が多くありました。

「#EじゃなくてもAじゃないか(Eじゃなくてもええじゃないか)」との、だじゃれのハッシュタグもでき、販売を願う声が高まっています。

サッポロビールの広報担当者は取材に対し、「そのようなお声をたくさん頂いていることも承知しています」とし、「まだはっきりとは決まっておらず検討中」とした上でこう話しました。

「一旦発売中止となりましたが、廃棄が確定したわけではありません」

「発売中止を発表した当初から極力、廃棄にはならないように様々な方法を検討しています」

誤表記で発売中止のビールはどうなる?サッポロに聞いてみた。「廃棄にしないで」の声も
https://news.yahoo.co.jp/articles/061dceb413303789eafcb433e1b0b4be8860da11