【ワシントン共同】トランプ米政権は12日、中国が沖縄県・尖閣諸島や台湾を結んで設定した防衛ライン「第1列島線」の中国側も死守する考えを明記した内部文書を公表した。

 オブライエン大統領補佐官は声明で、今回の文書公表に関し「インド太平洋と同盟国・パートナーへの米国の戦略的関与を示すものだ」と指摘。20日の米政権交代を前に、バイデン次期政権が中国に譲歩しないようけん制する狙いもあるとみられる。

 第1列島線は沖縄や台湾、フィリピンを結ぶ中国の軍事戦略上の海上ライン。

 公表されたのはトランプ政権が2018年2月に承認したインド太平洋地域の優先事項を記した文書。
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