https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210109/k10012806671000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210109/K10012806671_2101110509_2101110512_01_02.jpg

大雪の影響で福井県の北陸自動車道は、10日、一部の区間で合わせて1000台を超える大規模な立往生が発生しました。11日午前6時の時点でも100台余りが動けなくなっていて、自衛隊などが除雪作業を進めています。

福井県の北陸自動車道は、9日以降、雪による事故の影響などで複数の場所で立往生が発生し、福井市の福井インターチェンジからあわら市の金津インターチェンジの間の上下線では、10日の朝、合わせておよそ1090台にのぼる立往生が起きました。

中日本高速道路によりますと、11日午前6時現在、
▽滋賀県方面に向かう上り線では、金津インターチェンジから丸岡インターチェンジの間で100台が立往生しているほか、
▽新潟方面に向かう下り線も福井北インターチェンジ付近で6台が動けなくなっているということです。

福井県は10日の朝、陸上自衛隊に災害派遣を要請し、石川県の駐屯地などから駆けつけたおよそ320人が活動にあたり、夜には新たに130人が加わって除雪作業などを進めています。

陸上自衛隊によりますと、現場ではひざの高さほど雪が積もっているところがあり、自衛隊の車両で動けなくなった車をけん引する作業なども行っているということです。

一方、中日本高速道路は、止まっている車に水や食料、携帯トイレなどを届け、下り線では希望する人に燃料のガソリンを配布しているということです。

また、避難先として福井市内のホテルを確保し、立往生が続く区間のドライバーで希望する人に案内したということです。

福井県内の北陸自動車道は、
▽上り線の加賀インターチェンジから福井インターチェンジの区間と、
▽下り線の武生インターチェンジから加賀インターチェンジまでの区間で、通行止めが続いています。