統一教会分派が関わる団体の官邸前集会
 以前本サイトでリポートした首相官邸前でのトランプ支持集会があったのは、11月15日。主催団体の中には、統一教会(現正式名称は世界平和統一家庭連合だが、便宜上「統一教会」と呼ぶ)の分派であるサンクチュアリ協会の関係者が関わっていた。うち一人は、日本統一教会の会長を歴任した江利川安栄氏(現・サンクチュアリ協会会長)だ。

 この集会では、「JAPAN LOVES TRUMP」「不正開票を許さない! STOP STEAL」などのプラカードを掲げた12人の集団が、「中国共産党を終焉させることができるリーダーはトランプ大統領しかいません」などと演説した。

 同様の集会は12月24日にも首相官邸前で行われている。実質的にサンクチュアリ協会による集会だったのか、他の宗教勢力や保守団体との混成なのかはわからなかった。中国系・韓国系とおぼしきアジア系の参加者が目立ったが、それが法輪功等の関係者なのか、サンクチュアリ協会(韓国日本部を置く統一教会からの分派なので、韓国系の人がいても何ら不思議はない)関係者なのかはわからない。



幸福の科学信者によるデモ行進
 11月25日には、日比谷公園から銀座まで、幸福の科学信者たちによるトランプ支持のデモ行進と、数寄屋橋交差点付近での演説が行われた。見たところ300人ほどだろうか、幸福の科学信者が中心と思われる参加者たちがシュプレヒコールを上げた。

「トランプ大統領再選を応援しよう!」

「アメリカ大統領線の不正選挙は民主主義の崩壊だ!」

「トランプ大統領は立派な大統領だ!」

「日本もトランプ大統領とともに世界の繁栄を目指そう!」

 主催団体である「チェンジジャパン日本を変えよう」の連絡窓口として氏名を公表している古山貴朗氏は、幸福の科学信者であることを公言している。「チェンジジャパン」の公式ツイッターアカウントは、幸福の科学の「経典セミナー」の宣伝も行っており、幸福の科学との関係を隠さない。

 デモ隊の先頭には、幸福実現党外務局長・及川幸久氏と幸福の科学職員である与国秀行氏も立ち、デモ後の街頭演説でもマイクを握った。



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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201230-00235650-hbolz-soci