韓国のLGエレクトロニクスは、2020年8月27日、マスクのように着用できるウェアラブル空気清浄機「PuriCare Wearable Air Purifier」(以下、PuriCare)を発表した。

PuriCareは、同社の家庭用空気清浄機と同じH13 HEPAフィルター2枚を使用し、ファン2台を装備するバッテリー駆動の「マスク」。使用者が楽に呼吸できるように、センサーで使用者の呼吸量と周期を検知し、空気を吸うときは自動的にファンの回転速度を上げ、吐くときは回転速度を落とすようになっている。PuriCareは820mAhの軽量バッテリーを搭載し、気温25℃の状態でローモードでは最大8時間、ハイモードでは最大2時間使うことができる。

人間工学に基づく設計により、PuriCareは使用者の顔にぴったりフィットし、鼻やあご周辺からの空気漏れを最小限に抑えるという。さらに、マスクの全てのパーツは交換でき、リサイクル可能だ。また、付属ケースには、マスクに充電する機能のほか、UV-LEDライトによる殺菌機能も備わっている。

PuriCareは快適性も考慮されているようだが、重量は公表されていないので、実際にストラップで顔に固定したときの使用感が気になるところだ。また、新型コロナウイルスの感染防止にどれほどの効果があるかについては、同社のプレスリリースでは言及されていない。

PuriCareは、2020年第4四半期から一部の市場に投入される予定だ。

https://fabcross.jp/news/2020/20201012_puricare.html

HEPAフィルター2枚 + 紫外線

かなり強いと思われる