「USB Type-C端子には、実は表裏が存在する」という豆知識が、Twitterで話題です。
どちら向きで挿しても接続できるのがType-Cの利点だけど、表か裏かで違いが出る……?

 Type-C端子にはピンが2列に12ずつ配されています。基本的には同じ役割を持つピンがペアとなって点対称で配列されているため、
裏返しでも接続できるわけですが、話題を呼んだツイートは「完全な対称ではない」と指摘。
確かに、Type-Cの規格を確認すると、片方の役割が若干異なる、特殊なペアが1組みられます。

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 このわずかな差が原因で、データの転送が遅いときは、表裏を変えると改善する場合があると投稿者はコメント。
Type-A to Type-Cケーブルのように両端の規格が異なるケースや、間に変換コネクターを挟んだときなどは、
たまにType-Cの表裏が速度に影響するとしています。

 この豆知識は広く拡散され、「勉強になる」「変換かませると調子が悪いのはそのせいか」
「裏表で性能が変わるなら、Type-Cは裏表が区別しにくい分、すごく使いにくいのでは?」など、大きな反響を呼びました。

 その一方で、「規格に準拠しない粗悪品の話であって、規格に則った製品であれば、表でも裏でも性能に変化はない」との指摘もみられます。
そこで、編集部はPC周辺機器メーカーのバッファローに詳細を聞きました。



「実はUSB Type-C端子には表裏がある」 Twitterで話題の豆知識、PC周辺機器メーカーに詳細を聞いた
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2101/08/news145.html