2021.01.3
国防総省が議会に提出した中国に関する最新の年次報告書によれば、中国が十数年の時間をかけて構築した接近阻止・領域拒否(A2/AD)戦略は
「台湾に対する軍事力行使の際、米国のような第3ヶ国が軍事的に介入するのを防ぎ中国が台湾を軍事的に統一する時間を確保することを目的に設計されている」と評価しており、
米軍は依然として中国軍よりも戦力投射能力で優位な立場を一応確保しているが 

中国沿岸部=つまり第一列島線内では既に米軍と中国軍のパワーバランスは逆転していると主張、この事実は国防総省が実施した複数のシミレーションでも実証されている。

2009年まで国防次官補を務め、現在はシンクタンク「ランド研究所」でシニア研究員として働く元空軍将校のデイビッド・オシュマネック氏は
「国防総省が実施したシミレーション結果によれば中国軍による台湾武力統一に米軍が介入すれば酷い目にあう」と明かし、米軍は何年も前から事実上「中国軍の尻に敷かれてきた」と認めている。

主張を簡潔にまとめると中国のA2/AD戦略は米海軍の空母打撃群や米空軍の航空戦力の台湾接近を完全に阻止することが出来るため台湾有事に米軍が介入すれば米軍は潰滅の憂き目にあうとのこと。

https://grandfleet.info/us-related/u-s-think-tank-loses-in-taiwan-emergency-not-china-but-u-s/

http://special.sankei.com/a/international/images/20190501/0001p1.jpg
第一列島線(つまり日本を含む)ラインでは米軍は中国軍に瞬殺されると国防総省の年次報告書で公式に認められる。
つまり日本は中国に攻められるとコンマ1秒で秒殺されると言う事。