新型コロナの感染拡大を受け国民の間で不安感が高まっているが、実態以上に怖がる人が増えてしまった原因には、ワイドショーによる連日の煽りがある。その代表がテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターで同局の玉川徹氏だ。

(中略。※クソの暴言はソースを参照下さい。)

因果関係が不明だから、切り捨てても非難されない、というトンだ論法だが、感染者数が指数関数的に増える等々、無根拠に煽る同じ口が、なぜそう言えるのか。医師で医療経済ジャーナリストの森田洋之氏が言う。

「実は、過剰なくらい感染対策をしたほうがいい、と主張する専門家もいますが、社会全体の最適解という視点が抜けています。視野が狭い。自殺者も、因果関係が特定できないからコロナの死者数とくらべるべきでない、という発言も結構ありますが、小学生がよく言う“証拠はあるのか?“みたいなこと。どうしたらみんなが幸せになれるかを考える段階で、“証拠がないんだから俺たちは正しい“と逆ギレする人は信用できません。そして、データに基づいて検証することが大事なのに、現時点でデータもないまま、煽っていたほうがいい、などと言うのは、非常にナンセンスです。マスコミが正義を決めてしまうようなことになっていますよね。われわれが正義だからこれでいいんだ、という、やったもん勝ちみたいな論理です」

コロナ禍が始まって10カ月以上、わかってきたことは多い。人の動きを止めずに医療の逼迫を防ぐ方法もある。しかし、それらには目を向けず、裏づけがない話で視聴者を煽り、自分に都合が悪い話からは因果関係が不明だと逃げ、だれも求めていない使命に酔って、世を惑わす。こんな空論に、多少でも引きずられている感があるのが、コロナ対策の最大の問題点であろう。

https://www.dailyshincho.jp/article/2020/12260559/