コロナ 変異ウイルス 国内で初確認 英国からの帰国者5人

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201225/K10012785161_2012252108_2012252112_01_02.jpg

田村厚生労働大臣は、25日午後9時すぎから記者会見し、イギリスから帰国した5人から変異した新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。
変異したウイルスへの感染者が国内で確認されたのは初めてです。

田村大臣によりますと5人は、今月中旬から下旬にイギリスから帰国し、空港の検疫で新型コロナウイルスの陽性が確認されたため、国立感染症研究所で
検体を解析した結果、変異した新型コロナウイルスが確認されたということです。

厚生労働省によりますと、5人のうち2人は今月21日に羽田空港に帰国し、3人は今月21日に関西空港に帰国したということです。

5人は、10歳未満から60代の男女で、4人は症状がなく1人はけん怠感の症状があるということです。

イギリスで感染力が強いとされる変異した新型コロナウイルスが広がっていることを受けて、政府は、今月24日から、当分の間、イギリスからの新規の
入国を拒否するなど、入国制限を強化していました。

「5人にはあすから3日間 ホテルで滞在してもらう」

田村大臣は、記者会見で「5人にはあすから3日間は、ホテルで滞在してもらう。3日後に検査し、陰性ならば、 公共交通機関を使わない形で、
自宅などに戻ってもらう。帰国してから14日間は自宅に待機してもらい、その間、健康フォローアップを実施するよう準備に入っている」と述べました。


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