弾道ミサイルを相手国領域内で阻止する「敵基地攻撃能力」保有に反対する市民団体「武器取引反対ネットワーク」(杉原浩司代表)らが17日、国会正門前で、戦争で殺される人々に思いをはせて地面に横たわる「ダイ・イン」による抗議活動を行い、市民ら約85人が参加した。

政府は、相手の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ・ミサイル」開発と、配備を断念した地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」に代わるイージス艦2隻の新造を、18日に閣議決定する方針。

 原爆の図丸木美術館の副理事長で「軍学共同反対連絡会」の小寺隆幸事務局長は「敵基地攻撃能力を保持させない。それをつくる開発研究に大学を関与させない。(任命拒否問題を巡り)日本学術会議への攻撃を許してはいけない」と力説した。(望月衣塑子)

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