「大韓民国は詐欺共和国」という説は少なくない統計で裏付けられている。国ごとに違いはあるが、世界的に見て最も多く起こる犯罪は窃盗だ。
ところが、韓国だけは詐欺犯罪が1位だ(世界保健機関 (WHO)「犯罪類型別国家順位」)。大検察庁の資料を見ても、犯罪全体の中で詐欺犯罪の割合が最も高い。
この10年間で犯罪全体は約20%減少したが、詐欺犯罪は12%増加した。
原因はいろいろあるが、まず挙げられるのが処罰・量刑の軽さだ。
被害者が「だまされるような人だからだまされたんだ」と考える風潮もある。詐欺に寛大だから詐欺が多いということだ。
詐欺に寛大な国民は為政者の詐欺にも寛大だ。

詐欺は人をだまして利益を得る犯罪だ。金を借りたが返済できなかったり、約束を守らなかったりしても詐欺とは言わない。人を故意にだまして利益を得た時、詐欺だという。
大統領は「公正と正義の国を作る」と約束して政権を発足させたが、守られてない。4年過ぎた今、考えてみると、当初から守る考えもないのにああ言ったようだ。
大統領は「住宅価格には自信がある」と声高に叫んだが、住宅価格は高騰しており、庶民はため息ばかりついている。

http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2020121880129