国産初の手術支援ロボ、初手術を成功 前立腺がんを摘出


神戸大学は14日、神戸・ポートアイランドにある神戸大病院国際がん医療・研究センターで、
国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」を使った初めての手術が成功したと発表した。


ヒノトリは、川崎重工業と、医療検査機器・試薬メーカー「シスメックス」の共同出資会社である「メディカロイド」が、
神戸大病院の協力を得て開発した。
これまで米国製「ダビンチ」の独壇場だった支援ロボの市場に、どれだけ広まるかが注目されている。

この日の初手術は、同大学大学院の藤澤正人医学研究科長(60)が、
同センターで立体画像を見ながら器具を付けた4本のアームを操作し、70代男性患者の前立腺がん摘出を行った。

神戸大病院は今月3日、同センター内にヒノトリの操作習熟を図る訓練施設を開設したばかり。
来春までには、同センター内に第5世代(5G)移動通信システムを活用した
「テレサージェリー(遠隔手術)センター」も立ち上げる方針。(霍見真一郎)

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手術支援ロボット「hinotori」(ヒノトリ)=12月3日、
神戸市中央区港島南町1(Copyright(C) 2020 神戸新聞社 All Rights Reserved.)
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【写真】ヒノトリ訓練シーン
https://i.kobe-np.co.jp/news/sougou/202012/img/b_13937699.jpg




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