鼻や口を印刷、顔が分かるマスク 福井県内4社開発「接客業など活用を」

 北陸旅行(福井県福井市大和田2丁目)など県内4社は、着用する人の鼻や口元を忠実にプリントするオーダーメードマスク「顔がわかるHAPPY MASK」を共同開発し、
本格的な販売を始めた。新型コロナウイルス感染防止でマスク着用が日常的になる中、
顔全体が分かりやすくなり「表情を大切な接客業などに活用してもらえれば」と関係者は話している。

 同社のほか、ニット生地製造の福井経編興業(福井市西開発3丁目)、染色加工のユティック(坂井市春江町田端)、衣料品企画製造販売のパワーズ(越前市小野谷町)が開発した。

 マスクは横32センチ、縦11センチと顔半分ほどを覆う大判。着用する人の顔を正面から撮影した画像を基に、鼻や唇、ほおなどを立体に見えるよう忠実にプリント。
着用しても誰なのか判別しやすいという。ポリエステル、ポリウレタン製でソフトな肌触りに仕上げた。
1枚2980円(税込み)。2021年3月末までに約1万枚を販売目標にしている。

 12月12、13の両日、販売イベントを福井市のベルで実施。その場で顔写真を撮影し、発注することができる。完成までには2週間〜1カ月かかる。

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1223354
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