「無印良品」が販売している商品「無印良品の小屋」の売れ行きが好調だ。コロナ禍で新規顧客からの問い合わせが増加しており、購入済みの顧客の利用率も増えているという。

 無印良品の小屋は、都会での"小屋のあるくらし"を実現するプロジェクトとして2017年に販売を開始した。室内の広さは9.1平方メートル(約6畳)で、価格は材料費と施工費込みで税込300万円〜。正方形のワンルームで、縁側や奥に向かって屋根の傾斜をつけることで3〜4人でも十分にくつろげる広さになるという。当初は千葉県南房総市の「シラハマ校舎」の旧校庭部分を菜園付き小屋の用地として区画し、その区画を賃貸する形で提供。シラハマ校舎を含む関東近郊を建設可能エリアとしていたが、昨年4月からは沖縄を除く46都道府県にも建設できるようになった。シラハマ校舎での区画は今年2月に完売しており、同区画での中古の小屋を希望する場合は予約待ちとなっているという。

 具体的な売上額や販売個数は非公開だが、好調の理由について無印良品の広報担当者は「リモートワークをはじめとした新たな働き方がコロナ禍の中のリアルな形になったことで、小屋での生活がこれまでよりも身近になったのではないか」と分析。利用者はファミリー層が中心で、友人と行くキャンプの拠点として購入する人が多く、最近ではワーケーションの目的から企業からの注文も増えている。利用客からは「コロナ禍で旅行に行けない時期が続いていたが、小屋を訪れ、周辺でアクティビティを楽しんだりとリフレッシュすることができた。改めて購入して良かった」という声が上がっているという。

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「無印良品」300万円の小屋の売上が好調、コロナ禍で問い合わせ増加
2020年12月11日 17:48
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