>東京裁判判決「日本側に全然誠意がなかった」「一歩も譲らずに戦争準備の時間を稼いだ」

●アメリカ歴史学会会長、チャールズ・ビアード博士は、
著書『ルーズベルトの責任』でルーズベルトには日米開戦の責任があると明確にした。
たとえば、1941年11月26日にハル国務長官が日本に首肯した10項目の要求、通称「ハルノート」についてこう書いた。
「1900年以来、アメリカのとったいかなる対日外交手段に比べても先例をみない程強硬な要求であり、
どんなに極端な帝国主義者であろうと、こうした方針を日本との外交政策に採用しなかった」

ビアードは野村吉三郎駐米大使や来栖三郎特使が日米戦争回避の道を探り、
暫定措置を決めて、そこから本交渉に入ろうと懇願しても、ハルは相手にしなかったと、
公表された政府資料、報道などを入念に分析して、詳述している。