キャッシュカード譲り渡し疑い、ベトナム国籍の男逮捕

他人のキャッシュカードを有償で譲り渡したとして、兵庫県警サイバー犯罪対策課と姫路署は17日、犯罪収益移転防止法違反の疑いで、ベトナム国籍で無職の男(23)=埼玉県川口市=を逮捕した。
 逮捕容疑は6月、何者かと共謀し、他人名義の銀行口座2人分のキャッシュカードなどを、計13万円で中国籍の男(36)=窃盗罪などで起訴済み=に譲り渡した疑い。
 ベトナム国籍の男は調べに「知人に頼まれた」と説明し、おおむね容疑を認めているという。口座はいずれもベトナム人名義で、中国籍の男と面識はないという。同課などは入手方法を調べている。
 一方、中国籍の男は姫路市内の現金自動預払機(ATM)で不正に現金を引き出したとして、6月に窃盗容疑で逮捕、7月に起訴されており、その後の捜査でベトナム国籍の男が浮上した。

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