>>200
オランダは支配したインドネシアの土地で稲作を営む住民に
コーヒー、サトウキビ、藍、茶、肉桂などを強制的に栽培させた。
その結果、食糧を自給できなくなった住民に、オランダは食料を高く売りつけることで借金を負わせ、
なけなしの財産・土地まで巻き上げていった。

その搾取の仕方は19世紀に入ってからますます巧妙となり、
インドネシアからの収益は実にオランダの国家予算の三分の一を占めるようになった。

このオランダの「強制栽培制度」によって、インドネシアは大飢饉となり、人口の9割が餓死したといわれる。

自分たちは表にたたず間接統治を行った。
統治は地元の代表である土候に、流通は華僑(現地の中国人)にやらせた。
搾取によるインドネシア人の憎悪は華僑や土候に向けさせ、自分達はおいしい汁だけをたっぷりと吸ったわけだ。