韓国でタンク製造などを手掛ける日進複合素材は3日、JR東日本、トヨタ自動車、日立製作所の3社が共同開発する、水素をエネルギー源にしたハイブリッドシステム搭載の鉄道車両に水素燃料タンクを供給すると発表した。同社が日本市場に製品を供給するは初めて。

 ハイブリッドシステム搭載の鉄道車両は、水素燃料電池と蓄電池を電源とする「クリーンエネルギー鉄道」として期待されている。日進複合素材は、新たに開発した700バール(bar、圧力を表す単位)の容器を供給する計画だ。

 日進複合素材は、水素燃料タンクの生産能力で世界1位を誇る。これまで、韓国の現代自動車が手掛ける「ツーソン」の燃料電池車(FCV)モデルをはじめ、FCV専用車「ネクソ」や、市バスなどに水素燃料タンクを供給してきた。
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