世界貿易機関(WTO)事務局長を決める最終選挙で、韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長の当落のカギを握る欧州連合(EU)加盟27カ国が、
同氏のライバル候補であるナイジェリア元財務相のオコンジョイウェアラ氏を支持することで合意したと26日(現地時間)、報じられた。
「韓国人初のWTO事務局長」誕生の可能性に暗雲が垂れ込めている。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこれまで約90カ国と電話首脳会談をしたり親書を送ったりして「兪明希支持」を訴えるなど、総力戦を繰り広げてきた。
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官も外交チャンネルを通じて支持を訴えた。

 しかし、選挙終盤に日本が韓国に対する「ネガティブ・キャンペーン(落選運動)」に乗り出し、形勢が不利になってきている。
外交関係者の間では「政府が韓日関係を管理さえしていれば、このような状況にはならなかっただろう」という声が上がっている。
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http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2020102880004