その痛車いくらかけたの? 最高1千万円超、魅力を探る
アニメやゲームのキャラクターなどで車体を彩った「痛車(いたしゃ)」が集うイベントが、岐阜県垂井町で開かれた。
戦国時代、天下分け目の合戦があった関ケ原に隣接する垂井町。イベントは「天下無双 東西最強痛車決戦(コンテスト)」と銘打たれ、
全国から二輪、四輪の計160台が集結した。
豪華絢爛(けんらん)? 痛々しい? なんとも表現しがたい光景を前にして、「その車、いくらかけたの?」という素朴な疑問がわく。
聞いて回ると痛車の楽しさや歴史が垣間見られた。
10万円 主催者の中村文彦さん
まずは主催者の中村文彦さん。実は垂井町職員で普段は教育委員会の係長を務める。「アニメオタク」が高じて町おこしに痛車イベントを企画したのが2017年。
今年4回目で、いまや町長が開会のあいさつに立つほどの町の風物に育った。
自作の痛車のイラストは「嫁から、公務員だし近所の目もある。恥ずかしい」と言われたそうで、外から見えないようにボンネット裏側に1面だけと控えめだが、
「新世紀エヴァンゲリオン」のアニメーター・貞本義行氏の直筆サインが入っているのが自慢。「車がダメになってもこのサインだけは残したい」
https://www.asahi.com/articles/ASNBJ458ZNBHONFB01P.html
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