静岡県の川勝平太知事は16日、日本学術会議が推薦した会員候補の任命見送り問題をめぐり、
「菅義偉首相の教養のレベルが露見した」とした自らの発言を撤回する意向を示した。
発言後に、菅首相が直接、会員候補の人選の起案をしていなかったことが判明したためとしている。

 この日、静岡県議会自民党会派の中沢公彦代表らが知事室に川勝知事を訪ね、
「個人への侮辱、誹謗(ひぼう)中傷および学歴差別ともとれる発言だ」として撤回を求める抗議文を手渡した。
面談は非公開だったが、中沢代表らによると、川勝知事は菅首相に対して「私の発言に事実誤認があり、申し訳なかった」と謝罪の意を示したという。

https://www.sankei.com/smp/politics/news/201016/plt2010160010-s1.html