勤務先の小学校で児童の上履きを隠したとして、警視庁は15日、東京都日野市程久保8丁目の小学校教諭、井上浩一容疑者(38)を器物損壊容疑で逮捕し、発表した。
調べに対し、「心当たりがない」と供述しているという。

 五日市署によると、井上容疑者は5〜6月ごろ、勤務先の東京都あきる野市の市立小学校で、児童3人の右足用の上履き3点を教員用の更衣室のロッカーに隠し、使えなくした疑いがある。
防犯カメラの映像やほかの教諭への聞き取りなどから判明したという。

 署は9月下旬、別の児童の防災ずきんにペンで「しね」、絵の具セットに「きしょいよきみ」と書いたとして、井上容疑者を器物損壊容疑で逮捕していた。
この事件については容疑を認め、「他の教員へのうさばらしだった」と供述しているという。井上容疑者は2017年4月からこの小学校で勤務していた。

 学校では3年ほど前から、児童の持ち物が隠されたり、落書きされたりする被害が約100件起きているといい、関連を調べている。

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