マイク・ポンペオ米国務長官の訪韓が延期されたのに続き、今月推進されていた王毅中国国務委員(外交担当)兼外相の訪韓も事実上、取りやめられたことが5日、分かった。

 外交筋などによると、韓中両国は王毅外相が10月中旬−下旬ごろ韓国を訪れるという案を協議中だったとのことだ。米中対立の中で推進されていたポンペオ長官の訪韓に対応し、中国が「友軍確保」競争で負けていないという意志を見せたものと解釈されていた。王毅外相が訪韓すれば韓国に中立を求めるだろうとの見方も出ていた。しかし、ポンペオ長官の訪韓が中止となり、王毅外相の訪韓も動力を失ったように見える。外交消息筋は「そもそも楊潔チ中国共産党政治局員(外交担当)が訪韓してから2カ月しかたっておらず、王毅外相が訪韓するかどうかは流動的だった」としている。

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