二階氏「売られたケンカ、受けて立つ」 山口に乗り込む

 自民党の二階俊博幹事長は4日、側近の河村建夫元官房長官(77)が地盤とする衆院山口3区に入り、同党の林芳正参院議員(59)=山口選挙区=の3区へのくら替えを強く牽制(けんせい)した。林氏は態度を明確にしていないものの、3区での活動に力を入れており、二階氏は「売られたケンカ」として、「挑戦を受けて立つ」と訴えた。

 河村氏は当選10回で、二階派の会長代行。山口県宇部市で4日に開かれた次の衆院選に向けた河村氏の決起集会には、二階氏や伊吹文明元衆院議長、林幹雄幹事長代理、武田良太総務相ら応援の二階派国会議員計20人が顔をそろえた。
 党の選挙対策委員長代理を兼務する林幹雄氏はあいさつで、「自民党はまず現役(現職)優先で公認する。(それ以外で)出る人は、反党行為。除名ということもありうる」と踏み込んだ。
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