この新しい菅政権について、皆どう思ってるのだろうということを把握する主旨で、色んな立場の方に、「菅政権、どうですか?」と聞いているのですが、とても面白いつぶやきを耳にしました。

某与党議員が、次のようにぽつりと口にしたのを耳にしたのです。

『菅政権の雰囲気って、小泉政権とそっくりですよ』

これを聞いたときの当方の感触は「やっぱ、そうなんですね!?」というもの。

このつぶやきのポイントは、これを発言された議員が、決してアンチ新自由主義者的議員でも、ゴリゴリの反緊縮議員でもない、っていうところ。当該議員は、別に大きな特徴があるとも言えないかなり平均的な与党議員なわけです。

実際もう既に、中小企業の定義を見直して、中小企業だから優遇する、という対象の企業を激減させようともくろんでいるという報道がだされています。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092100428&;g=eco

しかも、最低賃金を引き上げて、それに付いて来れない企業は勝手に潰れろという様な話になっているようです。

まさに「構造改革・強行」「弱肉強食・加速」「格差拡大・加速」「弱者切り捨て」方針を臆面も無く打ち出しているわけです。

そもそも、菅総理が総裁選の時に「自助・共助・公助」という理念を打ち出したのは超異例。

おおよそ総理大臣とは「公助」の責任者なわけで、その責任者が、いきなり、自助や共助を主張するというのは、「政府主導で、自己責任論を振り回す」態度そのものなわけで、これぞ典型的な「新自由主義」的、「ネオリベ」的で、「竹中平蔵」的思想であると言わざるを得ません。

https://38news.jp/politics/16734