(社説)慰安婦合意 意義を再評価し前進を


安倍政権は、合意を境に問題がなくなったかのような姿勢だったが、その冷淡な
言動が韓国の反対運動を勢いづかせてきた。

 歴史問題は、一つの合意でただちに解消するものではなく、双方が合意に込めた
意識と行動を未来につないでこそ意義がある。

菅義偉政権はこじれた関係のリセットに向け、新たな政府間対話を始めてはどうか。

 両国はいま、徴用工問題に直面している。
慰安婦合意の趣旨を双方が再確認することは、複合的な危機を回避するためにも有効だろう。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14626127.html