>>154
海の無い県で暮らす民よ。オマエ達は知らぬだろうが、ニホンカワウソは川に住んで海で食料を捕る性質が特徴なのだ。
だから海の近くの川じゃないと生きられないし、逆に条件さえ整っていれば全長120cmの夜行性動物が人間に姿を見られる事無く脈々と種族を保つ事は可能だ。
理論上はな。
だが想像して欲しい、海の無い県で暮らす民よ。
現代日本において海に注ぐ河川で護岸工事のされていない川が幾つあるだろうか?
そこにニホンカワウソが絶滅してしまった最大の原因がある。
つまりもしニホンカワウソが生存している可能性があるとすれば、その場所は極限られていて、あらゆる場所が「我こそはニホンカワウソ生存の可能性有りの地域なり!」と名乗れるワケでは無いのだ。
例え小さくても護岸工事のされていない『海に注ぎこむ川』がある場所だけがその権利を持っている。
四国にはその条件を満たす川が多いというのも事実だし、過去最後にニホンカワウソの生息が確認された地域でもある。
とにかく、まずはカワウソの糞の確認が最優先。
話はそれからだ。