[15日 ロイター] - 米国の有名女性タレント、キム・カーダシアン・ウエスト氏は、Facebookのヘイトスピーチ(憎悪表現)対策などが不十分だとして、16日に自身のFacebookとInstagramのアカウントを凍結する。

 同氏は15日、「ソーシャルメディアで共有される偽情報は選挙に深刻な影響を及ぼし、民主主義を傷つける」とInstagramに投稿。Facebookに抗議する「憎悪を利益にするな(StopHateforProfit)」というキャンペーンを支持する意向を示した。

 女優のケリー・ワシントン、ジェニファー・ローレンス、コメディアン・俳優のサシャ・バロン・コーエンの各氏も15日、TwitterでFacebookに対策の強化を求めた。

 このキャンペーンは、公民権団体などが今年夏に開始したもので、多数の大企業が7月にFacebookへの広告掲載をボイコットした。

 主催者は今週、Facebook傘下のInstagramのアカウントの利用を16日に24時間「凍結」するよう呼び掛けていた。

 キム・カーダシアン・ウエスト氏のInstagramのフォロワー数は世界で上位10位以内に入っている。

 Facebookのコメントは取れていない。同社は公民権団体と協力してヘイトスピーチ対策のツールをさらに開発する意向を示している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3fea6086bcc1bdde680b5f56bc5bef34980e2340