宮崎県日向市のパン屋さんが、思わぬアクシデントで大量の蒸しパンを作ってしまいました。何とかすべて販売するため市役所も協力に乗り出しました。
15日、宮崎県日向市の市役所では、昼休みに蒸しパンが販売され、職員たちが次々に買い求めていました。
蒸しパンは、日向市の中内由美さんが製造し、ふだんは自分の店舗で、1日に100個余りを販売しています。
ところが先週、生地に練り込む酵母1週間分を発酵させていたときに1歳の息子、蒼惺くんが機械のコンセントをいたずらで抜いてしまいました。
中内さんは発酵がうまくいかないと考え、慌てて代わりの仕込みを始めました。
しかし、最初に発酵させていた分も問題なくできていたため、結果、480個もの蒸しパンが余分にできてしまったということです。
すべてを店舗で売り切ることはできないと一時は、途方に暮れた中内さんでしたが、知り合いに相談したり、自分で交渉を行ったりして、急きょ日向市役所を含めた4か所で販売できることになったということです。
中内さんは「息子のいたずらに焦って蒸しパンを作りすぎてしまい大変なことになったと思いました。皆さんのご協力で何とかなりそうで感謝しています」と話していました。
蒸しパンは、16日と今月18日も日向市内のスーパーなどで販売されるということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200915/k10012619471000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200915/K10012619471_2009152036_2009152120_01_04.jpg
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