窒素が生物由来なのはあまり知られていない

硝酸塩やアンモニアなど窒素化合物はたくさんあるが(タンパク質も窒素化合物)
窒素=N2が発生する反応は亜酸化窒素の分解ぐらいである
なぜN2が無いのかといえば窒素原子同士が反応しないからである
恒星の核融合などで窒素原子が生成しても窒素分子にならないのだ

地球の大気中の窒素は生物、例えば脱窒菌が土壌の硝酸塩を分解して放出したものである

そう考えると、金星や火星の大気に含まれている数%の窒素は
金星や火星の土壌に硝酸塩を分解して大気中に放出する細菌がいる証拠なのである
タイタンの大気がほとんどが窒素なのも細菌の影響である

金星の大気の窒素分圧が3.5%とは言っても金星は表面気圧が93気圧であるから膨大な量である
金星には少なくとも大量の脱窒菌がいるかいたに違いない