中国は国土が広いので、いろいろな風土病が少数民族の住んでいるような地域に
存在するだろう。そういう各地に偏在するウィルスや病原体を採取して、
世界に広めれば、それまでに接触したことの無い病原体に対する抗体や免疫を
持っている民族や個人は極めて少ないか皆無なので、絶大な効果をもたらす。

 集団がそれまでに経験したことのない、新しい病原体、変異したウィルスなどには、
集団としての免疫の遺伝的対応特性を持っている個体の割合が低いため、
大規模な集団感染をしやすいのだ。

たとえば江戸の末期のコレラ禍など。