(社説)朝鮮半島外交 対話を重ね関係修復を


安倍首相の対韓外交に大きな問題があった。加害者としての歴史に対する謙虚さを欠いた姿勢である。
一方的に清算の区切りをつけようとする態度が、かつての被支配国から反感をかったのは無理もない。

直近の関係のこじれは、日本政府による輸出規制の強化である。
結果として日韓の企業に多大な損失を負わせた。

拉致問題を含めて成果は何も出せなかった。
朝鮮半島をめぐる安倍外交の負債を引き継ぐ次の政権は、韓国との正常な対話の再開から始めねばなるまい。

日本は時間をおかず、輸出規制の強化を撤回すべきだ。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14619546.html