与那国町は新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ消費の回復のために「島内観光キャンペーン」として、18歳以上の全島民約1300人を対象に2万円の商品券を2千円で販売する事業を計画している。
町議会9月定例会に提案した一般会計補正予算案に事業費2800万円などを盛り込んだ。

島内の店舗などで使用できる商品券を、町民の自己負担1割で販売する。

観光関連の事業者のみならず、商店など町内のほとんど全ての事業者が対象となる予定。議案が可決され次第、加盟店を募り、早ければ12月にも開始するという。

同町は、商品券事業とは別に10月1日から、買い物などで使用できる「どなんクーポン」も始める。
1枚500円のクーポンで、千円以上の買い物で1枚割り引きに使用できる。6枚(3千円分)1冊を全町民に配布するほか、観光客向けにも約200人分を用意しているという。

いずれの事業も、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。
同町の担当者は「新型コロナで観光客は減少している。島内消費を活性化したい」と話した。

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