沖縄県は7日、台風10号に伴う第2回県災害対策本部会議(議長・玉城デニー知事)を県庁で開き、各部局が同日午前10時30分時点の被害状況を報告した。それによると、南北大東島の計100戸で停電が続いているという。

北大東空港では停電などに伴い、空港の稼働確認に時間を要し、民間機の運航が遅れることが懸念された。
そのため県は北大東村から要請を受けて、島内の早期停電復旧支援要員12人と資機材搬送のため、同午前7時15分に自衛隊の災害派遣を要請した。
自衛隊の報告によると、同午前11時40分までに資機材の搬入などを終えたという。

人的被害は確認されなかった。住家被害は一部破損が1件、人が住んでいない建物の一部損壊は8件発生した。そのうち5件は北大東村で、空港のシャッターや倉庫屋根などが破損した。

北大東村北大東で5日、最大瞬間風速は36メートルと統計開始の2009年以降、9月では観測史上最大を観測した。
停電の影響で同日午前11時以降の観測はできていないという。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1187139.html
https://030b46df30379e0bf930783bea7c8649.cdnext.stream.ne.jp/archives/002/202009/ac55be3f0e2bf89c0e24a5ff5e709b6b.jpg