幼い姉妹 車に放置 死亡させた疑いの母親 警察にうその説明か

6歳と3歳の姉妹を長時間、車の中に置き去りにして死亡させたとして26歳の母親が逮捕された事件で、母親は逮捕前、
警察に対し「持病のため2時間ほどトイレに行っていた」と説明していたことが捜査関係者への取材で分かりました。
母親は3日の昼すぎまで15時間以上、車に戻っていなかった疑いがあり、警察はうその説明をしていたとみて調べています。

高松市川島東町の竹内麻理亜容疑者(26)は、長女の真友理ちゃん(6)と次女の友理恵ちゃん(3)の2人を高松市の
駐車場に止めた車の中に長時間、置き去りにして熱中症とみられる症状で死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。

これまでの捜査で、竹内容疑者は2日の夜から3日の昼すぎまで、およそ15時間にわたって高松市内の飲食店で
飲食をするなどして車には戻っていなかったことが分かっています。

竹内容疑者は、逮捕後の警察の調べに対して黙秘しているということですが、捜査関係者によりますと、3日、
みずから通報して事件が発覚したあと、警察に対して「持病のため2時間ほどトイレに行っていた。
クーラーがきくようエンジンをかけて車を離れたが、戻ったときにはエンジンが切れていた」と説明していたことが、新たに分かりました。

警察は、竹内容疑者が責任を逃れようと、うその説明をしたみて、当時の詳しい行動を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200904/k10012601421000.html