【独自】17年前のバラバラ殺人、南ア逃亡の容疑者逮捕
2020年9月4日 4時00分

17年前、東京・奥多摩町などで高級クラブ元店長の男性の遺体がバラバラに切断された状態で見つかった事件で、事件を首謀したとして国際手配され、南アフリカに逃亡していた男が警視庁に逮捕されました。
逮捕監禁の疑いで逮捕されたのは、国際手配されていた紙谷惣容疑者(46)です。この事件は2003年10月以降、東京・奥多摩町の山中などで高級クラブ元店長の古川信也さん(当時26)の遺体がバラバラの
状態で見つかったもので、紙谷容疑者は古川さんを監禁し、その後、山梨県内のキャンプ場で殺害して、遺体をノコギリなどで切断して遺棄したとして国際手配されていました。
紙谷容疑者は事件直後に、死刑廃止国の南アフリカに逃亡し、潜伏していましたが、先月下旬、南アフリカの日本大使館に出頭。3日、日本に帰国し、成田空港でPCR検査を受け、陰性と判明した後、逮捕されました。
紙谷容疑者は出頭した際、「日本に帰りたい。金がなくなり逃げられなくなった。奥多摩の事件は自分がやった」などと話したということです。紙谷容疑者は、新宿区で別の男性も殺害し、連続殺人の疑いがあるとして
国際手配されている知人の松井知行容疑者と一緒に南アフリカに逃亡していました。
殺害された古川さんは、高級クラブを辞めた際に店側とトラブルとなり、その後、そのトラブルを収めた松井容疑者とその知人の紙谷容疑者らから金銭の支払いなどをめぐって因縁をつけられていたということです。
これで、2つの事件で逮捕されたのは14人となりましたが、警視庁は今後、事件を首謀した紙谷容疑者を取り調べ、実態解明を進める方針です。

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