観賞用の「無可動銃」の加工が不十分で発射できる拳銃などを持っていたとして、千葉県警は28日までに、銃刀法違反(拳銃複数所持、拳銃部品所持)の疑いで酒々井町中央台1のモデルガンショップ経営者、武石夏澄容疑者(38)=同所=を逮捕し、同日送検した。

逮捕・送検容疑は昨年9月と11月、法定の除外事由なく、同ショップで、拳銃6丁と小銃1丁、拳銃部品7個を所持した疑い。

県警薬物銃器対策課によると、匿名の情報提供を受けて同ショップを捜索。
その際に拳銃のようなものなどを複数押収し、鑑定した結果、一部は実弾を発射できない「無可動銃」だったが、加工が不十分で発射能力がある拳銃なども含まれていた。

県警は入手先の捜査で、同法違反(拳銃有償譲渡、拳銃部品有償譲渡)の疑いで埼玉県越谷市袋山のサバイバルゲームショップの店長、猿田有志容疑者(42)=同市神明町1=も逮捕、送検。昨年2月、武石容疑者に拳銃などを有償で譲り渡した疑いが持たれている。
2人は同じ職場で働いていた元同僚で、武石容疑者は容疑を否認し、猿田容疑者は認めている。県警は他に犯行に関与した人物の有無などを調べる。

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