リンゴ日報黎氏、中国移送懸念 直轄治安機関が名指し―香港

 【香港時事】香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕、保釈された香港紙「リンゴ日報」創業者の黎智英氏をめぐり、中国本土に移送されるのではないかとの懸念が出ている。13日付の中国系香港紙・大公報などは、
中国政府直轄の治安機関「国家安全維持公署」のコメントを1面に掲載。公署は逮捕者に関して初めて言及し、黎氏を名指しして「香港警察の行動を断固として支持する」と表明した。

 公署は国安法関連の重大案件を管轄する機関で、6月末の同法施行後、香港に新設された。公署で取り扱う事案には中国本土の刑事訴訟法が適用され、中国の検察、裁判所が司法手続きに関与すると規定されている。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020081300832&;g=int