上高地(長野県松本市)の小梨平キャンプ場で女性がクマに襲われけがをしたばかりだが、10日、また人が襲われた。県内でクマの出没が相次いでおり、自治体などが注意を呼びかけている。

10日午前5時50分ごろ、大町市平の木崎湖西岸の市道で、湖畔のキャンプ場に宿泊していた静岡県の女性(59)が1人で散歩中にクマに遭遇し、頭をかまれた。
大町署や市によると、女性は出血したが軽傷。また、飯田署によると、松川町上片桐の町道でも9日夜にクマが目撃された。

環境省中部山岳国立公園管理事務所は10日、上高地で女性を襲ったのはツキノワグマで、8日夜から9日未明にかけテント四つ、タープ一つが被害に遭ったと明らかにした。
同事務所などが引き続きわなで捕獲を試みており、ホテルや旅館の宿泊者に夜間外出を控えるよう呼びかけている。

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