アメリカCDC=疾病対策センターは、子どもたちが参加するサマーキャンプで新型コロナウイルスの集団感染が起きたと発表しました。
アメリカで休校が続く学校の再開が課題となるなか、子どもが集団生活を送る際の感染対策の難しさが浮き彫りになった形です。

CDCが31日に行った発表によりますと、ことし6月、南部ジョージア州で行われた子どもたちが参加するサマーキャンプの期間中、
スタッフのひとりが新型コロナウイルスに感染していることがわかり、検査の結果参加者の44%にあたる260人の感染が確認されたということです。

感染者の割合は6歳から10歳の子どもでは51%、11歳から17歳では44%でした。
参加者は州の規則に従いサマーキャンプが始まる前に検査を受けていましたが、
期間中のマスクの着用や宿舎の換気は徹底されていなかったということです。

CDCは大勢が同じ部屋に宿泊したり歌を歌ったりしたことが感染を拡大させたとみていて
「子どもたちが集団で宿泊する際のリスクが示された」として、注意を呼びかけています。


アメリカでは休校が続いている小学校や中学校などの再開が課題となっていますが、
今回の例は子どもが集団生活を送る際の感染対策の難しさを浮き彫りにしています。




アメリカ 子どもたちのサマーキャンプで260人集団感染
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200801/k10012545091000.html