https://www.sankei.com/life/news/190628/lif1906280032-n1.html

 東京・渋谷のスクランブル交差点を再現した映画撮影用の大規模オープンセットが、
栃木県足利市内の競馬場跡地に建設されることが28日、分かった。同市が発表した。
今年末までに映画、ドラマなど複数作品を撮影予定。

 スクランブル交差点はハリウッド映画のロケ地に使用されるなどしたほか、
国内でも有数の観光スポットととなっている。
サッカーワールドカップ(W杯)の日本代表戦時には多くの若者が集まるが、
昨秋のハロウィーンでは一部、暴徒化したため、
関係者によると、撮影のための道路使用許可が困難な状況という。

 セット用地は足利市所有の1・5ヘクタールで、
道玄坂、公園通り、ハチ公前広場、渋谷センター街入り口、
スターバックスコーヒーなども再現される。
7月から建設工事に入り、完成次第、撮影に入る。映画名、出演俳優などは公表されていない。

 足利市は平成26年春、庁内に映像のまち推進課を設置し、
30年度末までに250作品のロケを誘致。
ロケ地紹介、エキストラ募集などの協力態勢が業界内で評価され、
今回も映像美術会社「ヌーヴェルヴァーグ」(東京都世田谷区、赤石賢社長)から5月下旬、
セット建設の打診を受け、市は適地を探していた。