>県によると、男性は春日部市在住で、せきや発熱などの症状で新型コロナウイルス感染症の軽症と診断され、
16日に羽生総合病院に入院。無断外出時は、重い肺炎とせきで中等症に当たる症状があった。

 県や病院関係者らによると、男性は30日午後10時ごろ、私服に着替え、コロナ病床と他のエリアを仕切る扉の鍵をこじ開け、
ナースステーションの死角になっていた職員専用通路用のドアから抜け出した。
通路の出口は施錠されていたが、男性を見掛けた看護師が、「患者の家族」と名乗る男性の話を信じて出口を開け、男性はエレベーターで階下へ降りた。

 不審に思った看護師の連絡で、病院側は男性が病棟を出たことに気付き、正面玄関付近で姿を確認。
しかし警備員らは感染防護装備をしていないため近付けず、男性は正面玄関からタクシーに乗り込んだ。
病院は男性の家族や県春日部保健所、羽生署へ連絡した。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/46236