フジテレビは31日、出演者の木村花さんが死去した恋愛リアリティー番組『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020(テラハ)』について、
16ページにわたる長文の検証報告を公表した。制作・技術スタッフ、出演者、木村さんの所属事務所など27人に聞き取りを行い、
制作側から出演者への「言動、感情表現、人間関係等について指示、強要したことは確認されませんでした」と発表した。

検証は「社内関係部門を横断するメンバーを選任」し、「木村花さんが出演した本番組の 38 話の制作、配信、放送に関わる経緯を中心に、
関係者の聞き取りを行い、関連する記録、資料等の確認」を実施。有識者として弁護士も参加し、出演者のケアについては精神科専門医、SNS対応についてはネット上の誹謗中傷対策の専門家からも意見を聞いた。

制作上の問題について、一部で“やらせ”があったと報道されていたが「存在しない事実を捏造したり、
制作スタッフが出演者に対し、事実を大きく歪曲したりするよう指示しているにもかかわらず、それらがないかのように表示することを意味すると理解されるところ、そのようなことは確認されませんでした」と否定。

木村さんへの誹謗中傷が寄せられるきっかけになった“コスチュームの件”についても、スタッフとのやり取りを詳細に伝え、「スタッフが木村花さんに対してビンタをするよう指示、強要した、
或いは指示、強要するのを聞いたという証言はありませんでした。また、一部報道等にあったような『カメラの前でキレろ』というような発言も確認されませんでした。
他の出演者の証言によれば、スタッフが木村花さんに対して、けしかける、或いは怒りを煽るような様子は無かったとのことでした」と説明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/48b93c89b63064d771f100a761d3b63070491592