店名公表、強まる声 コロナ国内感染1000人超

新型コロナウイルスの新規感染者が連日百人を超える愛知県で、クラスター(感染者集団)が発生した店名の公表を求める声が強まっている。
県や名古屋市は「感染者を追跡できている」「店の了承が必要」などとして慎重な姿勢を示してきたが、名前が出れば中傷などを受けるリスクを
抱える店側からも「対応は大変だが、風評被害を止めるためにも公表を」との意見が上がる。中部の各自治体は、プライバシー保護と感染拡大防止の
効果のバランスを見極めた対応を迫られている。

錦三店長ら嘆き

「このままじゃ店がつぶれる」。名古屋市中区の繁華街「錦三」で二十八日夜、感染防止の啓発活動で巡回した大村秀章知事に居酒屋の
アルバイトの男性(42)が詰め寄った。「知事を見かけて我慢できずに飛び出してきた。繁華街全体を悪者にせず、店名などもっと詳細を公表するべきだ」

近くのキャバクラの男性店長(39)は「ネット上で『あそこの店でコロナが出た』というデマが拡散している。風評被害を止めるため、公表...

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