新型コロナウイルスの影響で休業していた飲食店から現金などを盗んだとして大阪府警捜査3課は15日、
窃盗などの疑いで、住所不定の無職、岩元勝彦被告(66)=窃盗罪などで公判中=を逮捕、送検したと発表した。
岩元被告はマスクを着用して窃盗を繰り返していたが、「コロナの影響でマスクが手に入らなくなった」と供述。
防犯カメラに素顔が写ったことがきっかけで逮捕された。

 同課によると、岩元被告は遅くとも平成29年9月から店舗を狙った窃盗を開始。当初は顔を隠すためにマスクを着用していたが、
新型コロナの感染拡大によりマスクが品薄となってからは、マスクなしで犯行に及んでいたという。

 緊急事態宣言が出された4月7日以降、大阪市や兵庫県尼崎市の4軒の飲食店に侵入。現金計約3万7千円を盗んだが、
「コロナの影響なのか店の中にある売上金が少なかった。迷惑だった」と供述。

このうち1軒の防犯カメラに犯行の様子が写っており、岩元被告の顔を知っていた捜査員が気づいて特定されたという。

https://www.sankei.com/smp/west/news/200715/wst2007150017-s1.html